こんにちは!入間市で子ども向けピアノ教室をしております、いいじまです。
自宅近くのお寺の桜。気が付けばずいぶんと つぼみがふくらんでいました。春が近づいてきたのを実感しています。
暖かくなってきて、気持ちも前向きになるこの時期、お子さんに「何か習い事でもさせてみようかしら?」とか、「もうひとつ、新しい習い事を始めてみようかしら?」などとお考えの親御さんも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、
「ピアノを習うとどんな力が育つのか」
「どんなご家庭が向いているのか」
を、実際の生徒さん達の様子や私の経験を交えながらお話ししたいと思います♪
レッスンで伝えたいこと
ピアノは”毎日の積み重ね”の習い事
今は本当にさまざまな習い事がありますね。そんな中でも、ピアノが変わらず選ばれていることは、講師として大変うれしく思います。
また私が子どもの頃はとても少なかったのですが、最近は男の子でもピアノを習いに来てくれることが増えました。
4~5歳でレッスンを始めた時には、習い事はピアノが初めてです、という生徒さんも多いですね。その後年齢が上がるにつれて、だんだんとお子さんの世界も広がっていき、何かしら他の習い事や学習塾などに通うようになる子がほとんどです。
ですから、すき間時間にピアノの練習をうまく組み込んでいる様子です。他の習い事に行く前に少し、帰って来てから少し、何もない日は長めに、あるいは昨日出来なかったから今日はその分もがんばる、などなど。
特に小さいうちは集中力も続きませんし、すぐに忘れてしまうので、たとえ短時間でもできるだけ毎日楽器に向かえると、上達も早いです。
とはいえ、ピアノは学校の勉強とは違い、何年間でここまで到達しなければ、というような明確なカリキュラムはありませんから、生徒さんやご家庭のご都合を伺いながら、宿題の量や扱う教材を選んでレッスンしています。
ただし、毎日のように何か予定が入っていると、さすがに練習が出来ませんよね。ピアノを習い事として検討していただくにあたり、もう既にスケジュールがびっしり埋まっている、というお子さんには、ピアノはおススメできません。
楽器の経験がない親御さんでも、何となくイメージはお持ちかと思いますが、ピアノは週に一回レッスンに来るだけでは、上達していかないものなんです。
ご家庭のサポートをいただきながら
レッスンで習ったことを復習して定着させたり、技術的に難しいところを繰り返し練習して、また次回のレッスンへつなげていくためには、ご家庭のご協力が欠かせません。
子どもですから、気分にムラもあります。気持ちに寄り添って話を聞いてあげる日もあれば、少し強めにはげましの声掛けをする必要がある日もあるでしょう。
私自身も母親になってみて、親御さんの大変さが本当によくわかるようになりました(笑)
でもだからこそ、今では自分の母に感謝しています。
何年かかるかは個人差も大きいですが、いつかは必ず子ども達も自立して一人で練習出来るようになります。小学1年生の宿題は親御さんが見てあげるでしょうが、中学生になってもまだ、親がつきっきりで勉強しているという子はいないですよね。
ピアノを習うと頭がよくなる!?
今、例え話として勉強のことを書きましたが、
「ピアノを習うと、勉強が出来るようになりますか?」
こんな質問をいただくことがあります。実際、長く通ってくれた生徒さんのお母様にも雑談の中で、「ピアノを習うと頭が良くなるって聞いたから、始めたんですよ~。」なんて言われたことがありました。この時は、それがまさかここまで続くとは!という会話でしたけれど。
もちろん、ピアノを習ったからといって、国語や算数の成績が上がるわけではありません。
ただ、長く続けるうちに、どこが弾けていないのか、それをクリアするにはどんな練習をしたらいいのか、など自分で問題を見つけて考え、解決する力がついてきます。それが勉強など他のことにも生きてくる、ということはあるかもしれません。ピアノの上達が早いお子さんは、学校の成績も良いようです。
”できない” を、コツコツ努力して ”できた!” に変えられた時の自信の積み重ねや、ひとつのことを長く続けられた、ということ自体が自信につながったりもしますね。

私がピアノで一番伝えたいこと
音楽は形がないものなので、具体的な成果や成長が見えにくいのですが、私が最も大切にしていて、子ども達に伝えたいことは、
イメージすること。つまり、
・作曲家は何を想ってこの曲を書いたのかな?
・どんな雰囲気で弾いたら、この曲がよりステキに聴こえるかな?
・このフレーズ、何か迫ってくる感じがしない?
・どんな色が似合う?
など、音楽を通じてさまざまなことを感じたり、考えたりすることが、心を育てることにつながっていくのではないか、ということなんです。
これは読書にも似たようなところがあると思いますが、音楽、特にピアノをはじめとする器楽曲には言葉がありません。その分、より自由な発想を持てる気がします。
みなさんも音楽を聴く時には、今日は心を落ち着けたいからこの曲、とか、スッキリしたいからこの曲、など、その時の気持ちに合わせて曲を選ぶことがありますよね。そこからさらに一歩進んで、そんなふうに選んだ曲を演奏までできたら、本当に楽しいと思いませんか?
話がずいぶんと大きくなってしまいましたが^^; ピアノを習うことで、音楽を通じて何かを感じられる、心の豊かな人に成長していってほしいな、というのが私の講師としての願いです。
中には、私の想いをうまく伝えられなかった生徒さんや、他のことにより興味が出てきて、あまり長くレッスン出来なかった生徒さんもいらっしゃいます。
でも種をまいておけば、何年後か、または大人になってからでも、もう一度ピアノを弾いてみたいと訪ねて下さる方もいます。また、他の楽器がやってみたくなることもあるようです。少しでも音楽の輪が広がってくれたらと思っています。
Kちゃんからの手紙「技術だけで続けていたら、この年齢までは習っていません」
発表会やレッスン卒業時などに生徒さんからよくお手紙をいただくのですが、その中に私に力をくれた一通がありますので、ご紹介します。
Kちゃんは確か中学2年生くらいの時に別の先生から私のところに来て、大学卒業までレッスンを続けてくれました。とてもまじめでしっかり練習してきてくれる生徒さんだったのですが、レッスンを始めた頃は、ちょっとつかみどころがないというか、本当にピアノが好きで弾いているのかな?、とこちらが感じてしまうような弾き方をしていました。Kちゃんも手紙の中で、
「先生に教わるまでは、『もっと速く弾けるようになりたい』『難しい曲を弾きたい』と、技術の向上だけを考えてピアノをやってきました」
と書いています。
「先生の指導を受けるようになり、初めて表現の壁にぶつかりました。技術は練習すればした分だけ身に付くので分かりやすいですが、表現は自分の内側次第なので最初はどう手をつければいいか、分かりませんでした。
淡々としか弾けない自分に嫌気がさし、発表会でとても悔しい思いをしたこともありました。でもそうして色々な曲を弾いていくうちに、少しずつですが曲のイメージを持ちながら弾けるようになりました」
「技術だけで続けていたら、この年齢までは習っていません。ピアノの面白さを教えていただき、本当にありがとうございました。
これから保育士として働きますが、ピアノだけは自信をもっていきたいと思います」
Kちゃんが大学生になった頃からでしょうか、きっと彼女の生活も変わり世界が広がった影響も大きいと思いますが、ピアノの演奏が目に見えて変化していきました。そこからの数年間は、私も毎回楽しくレッスンできたことを、今でもよく憶えています。
最後に
私もまだまだ未熟な部分もたくさんあります。
今日はあまりうまく伝えられなかったな…と落ち込んだり、反省したりすることもしばしばです。
それでも次の週、何事もなかったかのように「こんにちは!」とレッスン室のドアを開けてくれる生徒さん。その笑顔にはげまされ、また一週間の間にお子さんの気持ちを整えて、送り出してくださる親御さんにも心の底から感謝して、ピアノ講師としての引き出しを少しでも増やせるよう、工夫しながら今日もレッスンしています♪

当教室では、
・譜読みができる力
・自分で練習できる力
・音楽を楽しむ気持ち
この3つを大切にレッスンしています。
「どんなレッスンなの?」と思われた方は、ぜひこちらのページもご覧ください(^^)



